ライダーにとってもマシンにとっても、耐久レースは、極限でのパフォーマンスを長時間にわたって要求される過酷なレース。鈴鹿8耐は真夏の灼熱地獄の鈴鹿サーキット場で、二人もしくは三人のライダーが午前11時30分から午後7時30分までの8時間、交互に一台のマシンに乗り継ぎ無事に走り切る、そして、他の誰よりも周回数を重ねたものが、その年の栄誉を獲得することができるレースなのです。 ライダーは持てる力を十二分に発揮するために、日頃のトレーニングはもちろんのこと、マシンに対しても安心して走り切るためのパフォーマンスを要求します。日信工業も、世界のトップライダーとともに走り続けています。 「8時間の全力疾走」その先には栄誉と喝采、そして涙と感動が!!

「安心=いつも同じように減速できる」それは、
一.いつも同じレバー位置でブレーキが作動すること
一.いつも同じ効力(制動力)を発生すること
一.いつも同じブレーキフィーリングであること
鈴鹿サーキットで、灼熱と猛暑の中8時間(200周以上)要求されつづける。

耐久レースはライダーも疲労するので、少ない入力(レバーを握る力)でのブレーキ制動力が要求される。そこでディスクローターの大径化が不可欠となる。極力大きなディスクローターを使えるよう、キャリパーの形状はCAE解析をしながら最適な形状にしている。

タイヤ交換はピットインの際、前後ともに約8秒間で行なわれる。従ってタイヤ交換の際ディスクローターをホイールごと挿入しやすいように、パッドが内側に倒れないよう工夫され、かつキャリパー形状もディスクローターが2枚のパッドの間にスムーズに入るよう工夫している。

パッドの厚さは事前テストなどで、データを収集し確実に8時間もつ設定とする。8時間の長丁場とは言え、ライダーが必死のおもいで刻んだタイムは1秒たりとも、パッド交換作業に費やす事はできない。